医療法人社団 英世会 介護老人保健施設カトレア様
医療法人社団 英世会様は日野市で一番初めに老人保健施設を開設し、現在、老人保健施設3施設(計423床)、地域包括支援センター2ヵ所、居宅介護支援事業所、クリニック2か所を経営しています。在宅復帰から看取りまでと幅広く利用者様に合わせたサービスを提供されています。
画像診断クリニックではMRIやCT、消化管透視、一般X線検査など、近隣医療機関ご依頼の各種画像診断、 個人検診、企業検診、がん検診などを行い、お客様の要望に合わせ送迎も行っております。
老健施設入所者の在宅復帰に力を入れてきた医療法人社団 英世会は、2018年の介護保険法改正を機に在宅強化型の施設要件を満たすため、さらに在宅復帰や在宅療養支援、リハビリテーション機能を強化しています。
在宅復帰強化型老健としての機能維持や、より良質なサービス提供に向けて、新全老健ケアマネジメントシステム「R4システム」への移行とともに、R4システム対応型介護支援システムや多職種コミュニケーションツールの導入など、ICT基盤の刷新を検討しました。
システム選定の検討は、まずR4システム導入に伴うケア記録の電子化と、情報共有の電子化を中心に行いました。当初は、これまで使用してきた介護請求システムのケア記録システムを検討しました。しかし、使い勝手と画面の見づらさといった点に懸念を抱いたため、数社のシステムを選定することになり、最終的にワイズマンを採用しました。
「ワイズマンのR4システム対応介護老人保健施設管理システム、ケア記録システムは、画面が見やすいという意見が多かったうえに、療法士支援オプションがあること、さらに多職種スタッフ間での情報共有が可能なMeLL+(メルタス)が活用できることなどから、総合的にワイズマンに優位性があると考え採用を決定しました。」(副施設長・事務長 近 裕樹 様)
介護老人保健施設管理システムとケア記録システム導入は、記録業務の効率化と作業時間の短縮につながっています。
「例えば入浴ができなかった理由などはタブレットで選択入力するだけで済みますし、排泄記録では表に手書きして帳票に転記していた作業などがタブレットに入力するだけで完結するため、作業時間の大幅な短縮につながりました。 短縮された時間については、入所者への直接介助や支援に充てることができるので、サービスの向上にもつながっています。」(介護長 荻原 輝美 様)
また、MeLL+(メルタス)の導入により、多職種スタッフ間でのスムーズな情報共有や業務効率化を実現することもできました。
「以前は業務連絡票を作成・プリントして、10か所以上に配布していたほか、職員通用口にも掲示するなど、かなりの時間を要していました。しかし、MeLL+(メルタス)を導入したことで全職員に一元的に情報発信できるようになり、効率的且つ確実な伝達が可能になりました。」(近様)
「これまでスタッフ間の連絡手段として、利用者連絡、看護と介護それぞれの申し送り、事故報告など多くのノートを作成し、それぞれが記入のうえ閲覧した際にはサインをしていました。MeLL+(メルタス)導入後はこれがすべて廃止され、MeLL+(メルタス)上でやり取りしています。 申し送りでは、朝・昼・夕の3回で合計65分を費やしていましたが、重要事項や当日の予定のみを申し送りし、その他はすべてMeLL+(メルタス)で参照するようにした結果、3回合計で約20分に短縮されました。 また、出勤してすぐに申し送り事項をMeLL+(メルタス)で確認できるため、入所者に対して全員同じ意識ですぐにケアに入れるようになりました。」(介護支援専門員 鈴木 直大 様)
今回の一連のシステム化は、職員の意識変化や働き方にも影響を与えています。
英世会では、同法人内の別の介護老人保健施設(サルビア、ロベリア)でもワイズマンのシステムを導入することで、業務効率化と多職種での情報共有・業務連携強化を図っていく予定です。
医療・介護連携サービス MeLL+(メルタス) / 介護老人保健施設管理システムSP(R4システムオプション) / すぐろくTablet / 音声認識ソフト『AmiVoice SP2』 /
※掲載内容は取材当時のものです
施設 | サービス付き高齢者向け住宅 |
---|---|
所在地 | 東京都日野市日野本町6-3-17 |
URL | https://www.eiseikaihino.com/institution/cattlea |