2018.08.31
トピックス

看多機「むすんでひらいて」 介護職が安心して働ける体制づくりが看護の役割

 「看護小規模多機能型居宅介護(看多機)は、医療依存度の高い利用者の在宅支援が使命。だからこそ、介護職が安心して働ける体制をつくることが看護職の重要な役割なんです」
 そう話すのは、千葉県八千代市にある看多機「むすんでひらいて」の統括所長・福田裕子さんだ。福田さんは2011年、夫の光宏さんとともに訪問看護ステーション「まちのナースステーション八千代」を開設。末期がんの緩和ケアや小児看護など、他の訪問看護ステーションでは断られてしまっていた重度の患者も率先して受け入れてきた。看多機に関心を持ったのは、そうした医療依存度の高い人たちの在宅生活を支える選択肢を増やすことができると感じたこと、包括報酬のため利用者数の変動が激しい訪問看護ステーションの経営を安定させられることがあったが、それらと同じくらい介護職との協働にも大きな魅力を感じたという。 (シルバー新報2018年8月31日号)