認知症の人と共に社会を創造 当事者中心の就労支援に 慶應大学大学院、”未来共創ハブ”スタート
2050年に日本は認知症の人が1千万人を超えると推計される中、あらゆる分野の人々が協働し、認知症になっても誰もが豊かに暮らせる社会の創造を目指す新たな活動体「認知症未来共創ハブ」が発足した。 20日、都内でオープンイベントが開催。代表を務める慶應義塾大学大学院の堀田聰子教授は、発足理由について、「認知症になっても家庭や地域、職場で役割を持って生きいきと暮らす人が増えてきた一方、日常生活で壁にぶつかり、うずくまっている人もたくさんいる。認知症の人が安心して過ごせる社会を、当事者の思いや体験を中心に、あらゆる人が協働して創っていくことが必要と考えた」と話した。 (シルバー新報2018年11月23日号)