3割負担でサービス抑制も 神奈川民医連 全国の実態調査必要
神奈川県民主医療機関連合会は12日、昨年8月に導入された介護保険3割負担の影響調査の結果を発表した。約5500人の利用者の中で、3割負担になった人は2%の109件。うち、3割の人は介護サービスの利用を控えたり、サービスはそのままでも食費などの出費を抑え、節約を迫られていた。3割負担となるのは、単身世帯で年収340万円以上。「富裕層だから影響が少ないという意見もあるが、影響は大きかった。国は全国調査を行うべき。医療負担も上がり、消費税が引き上げになれば、さらに生活は厳しくなる」(片倉博美事務局次長)としている。 (シルバー新報2019年2月15日号)