2020.01.24
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透析の見合わせ、終末期以外も許容 患者との合意プロセスに提言案 日本透析医学会


 日本透析医学会(中元秀友理事長)は20日、患者本人や家族の意思による人工透析の見合わせ(中止)について、医療・ケアチームが患者の尊厳と生命の質を尊重しながら合意形成を図るためのプロセスを提言した。末期がんなど人生の最終段階に限らず、透析を安全に行うことが困難だったり生命に危険な状態である場合なども、透析の見合わせを検討することは許容できるとしている。現在、提言についてパブリックコメントを実施中。広く国民の意見を聞きながら取りまとめていくという。(シルバー新報2020年1月24日発売号)