介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会の報告書、実技試験を廃止 厚労省
厚労省は3月27日、介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会の報告書を公表した。本検討会では、令和4年度の第35回介護福祉士国家試験から、介護福祉士養成課程の新たな教育内容の対応について検討してきた。平成30年度の関係法令や通知等の改正による教育内容の見直しを踏まえ、修業年限に応じて令和元年度から順次新たな教育内容による介護福祉士養成が始まり、第35回試験から、新たな教育内容に沿った出題内容に切り替える予定となっている。
出題数に関しては、教育内容の見直しにより、「人間関係とコミュニケーション」の時間数が30時間から60時間に見直されたことを踏まえ、第35回試験から試験科目「人間関係とコミュニケーション」の試験問題数を増問することが望ましく、教育内容の時間数の合計に変更がないことを踏まえ、総出題数については現行どおり125問とすることを提言した。また、第35回試験以降は、制度上、特例高校を卒業し実技試験を受験する者は想定されなくなり、実技試験を受ける必要がある受験者は今後益々減少するため、実技試験を廃止することが適当であるとした。
■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10377.html
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