2020.04.03
トピックス

中央大学法学部教授 宮本 太郎 氏に聞く みんなを元気にする福祉を目指して 地域共生社会推進検討会 地域づくりのビジョンを提言

厚生労働省の地域共生社会推進検討会が昨年12月にとりまとめた最終報告では、社会的孤立、ダブルケア、8050問題などの複合化した課題について、「従来の社会保障の仕組みの下では十分な対応が難しい」と指摘し、「断らない相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」を内容とする新たな事業の創設を提言した。この内容を盛り込んだ法案が、3月、国会に提出された。検討会の座長を務めた宮本太郎中央大学法学部教授に、報告書に込めた問題意識や地域共生社会実現に向けた福祉政策のあり方について話を聞いた。(シルバー新報2020年4月3日発売号)