令和3年3月開始オンライン資格確認等システムのアカウント登録は27.2% 厚労省
厚労省は10月13日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、医療保険制度における新型コロナウイルス感染症の影響と対応、医療保険制度改革、マイナンバーカードの健康保険証利用、令和3年度予算概算要求等について確認した。 令和2年4~6月の医療費の動向における医療機関の収入の変化では、医科診療所の診療科別のレセプト点数は、前年同月比、前々年同月比でみると、4月以降はいずれの診療科も減少し、耳鼻咽喉科、小児科の減少が顕著であった。6月には下げ幅に回復がみられたが、診療科ごとにバラツキが見られた。 医療保険制度改革では、喫緊の課題である少子化に対処するため、不妊治療への保険適用を実現し、保育サービスの拡充により安心して子どもを生み育てられる環境をつくっていく方針を確認した。 マイナンバーカードの健康保険証利用に向けた動向としては、令和3年3月の開始時に医療機関等でのオンライン資格確認等システムの6割稼働を目指す中、10月11日時点でアカウント登録は27.2%、顔認証付きカードリーダー申込は14.5%(病院11.6%、医科診療所9.0%、薬局24.3%)となっていた。