オンライン診療およびオンライン健康相談に関する日本医師会の見解を確認 日医
日本医師会はこのほど、日医総研リサーチエッセイNo.93として、オンライン診療およびオンライン健康相談に関する見解を示した。 コロナ禍で時限的・特例的対応としてオンライン診療が緩和され、恒久化の要請が強まっている中、いわゆる「新患」については医療提供者側からも患者側からも懸念の声が大きい点を踏まえ、恒久化における対象患者は「新患」とそれ以外の初診とを整理して、安全性・信頼性の評価を行っていく必要があるとした。 オンライン診療指針や時限的・特例的対応では、自由診療も保険診療と同じ扱いである点について、保険診療では診療報酬上の施設基準や算定要件が課される点を踏まえ、自由診療に対してもより厳格な扱いをすべきであるとした。 この他、オンライン健康相談はビジネス展開が行われているが、医療本体にきわめて近いことから、しっかりとしたガイドラインが必要であるとの見解を示した。
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