2021.04.16
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中高生ヤングケアラー 半数が「毎日介護」 厚労・文科省初の全国調査結果 介護負担の自覚低く

中学や高校に通いながら家族の介護や世話をしている「ヤングケアラー」の支援策について検討している、厚生労働省と文部科学省の連携プロジェクトチームは12日、全国初となるヤングケアラーの実態調査結果を公表した。ヤングケアラーと見なされる中高生の半数は、ほぼ毎日介護や世話を行っている上、費やす時間も1日平均7時間以上が1割程度あった。負担や相談の必要性についての認識は低く、問題を抱えていても表面化しにくいといった構造も明らかになった。今後両省は早期発見・把握の仕組みや具体的な支援策を検討していく。

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