病院経営動向調査の概要、2020年度の医業収益は前年比マイナスが約9割 WAM
福祉医療機構(WAM)はこのほど、病院経営動向調査(2021年3月特別調査)の概要を公表した。2020年度の医業収益は、一般と精神において前年比でマイナスになった病院が約9割を占め、約1割の病院ではプラスとなっていた。療養ではマイナスになった病院が約8.5割を占め、約1.5割の病院ではプラスとなっていた。 重症者・中等症者の受入れをしていない・できない理由は、「治療・対応」に関して医療従事者の配置・専門知識・経験が十分ではない点、「受入れ」に関して人工呼吸器などの治療に用いる医療機器が十分ではない点や患者に関わる動線の分離が困難である点、更衣室・休憩室など医療従事者に関する動線の分離が困難である点、病棟構造が感染症の受入れに対応していない点などが挙げられていた。