医療広告規制に係る事例集、ウェブサイトの事例解説書の作成に向けて審議 厚労省
厚労省は6月24日、医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会を開催し、医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書の作成に向けて議論した。 2020年度のネットパトロール事業では、952サイトの計3,474カ所が医療広告規制に違反し、運営側の医療機関に自主的な見直しを促した。違反が確認された医療機関のうち、「インプラント」や「審美」のキーワードに係る歯科が6割超を占めたほか、「美容注射」「顔整形」「発毛・AGA」「脱毛」などの美容関連も多かった。 解説書では、不適切な事例の医療広告規制に抵触する箇所を明示するほか、改善例を示せるものを対比して記載し、どのように改善すればよいのかを示しながら、分かりやすい医療広告規制に係る事例集としていく。今後、完成版を策定し、都道府県などへ事務連絡を行うとともに、サイトに公開して広く周知していく。