オンライン資格確認等システムの進捗やマイナポイント第2弾の概要を確認 厚労省
厚労省は12月23日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、オンライン資格確認等システムの進捗やマイナポイント第2弾の概要などを確認した。
オンライン資格確認等システムの進捗では、運用開始施設は21,288施設(9.3%)、顔認証付きカードリーダー申込数は12万9,742施設(56.6%)となった。2023年3月末に概ね全ての医療機関等での導入を目指している。これに対し、患者が健康保険証として使用するマイナンバーカードの取得率は交付実施済数が約5,137万枚、人口比40.5%となった。
マイナンバーカードの取得や、健康保険証として使用するマイナンバーカードの登録を促進するマイナポイント第2弾は2022年1月1日から申込み受付をスタートする。第2弾では、マイナンバーカードを新規に取得した場合には最大5,000円相当のポイントが付与される。最大の5,000円相当のポイント付与は、選んだキャッシュレスサービス事業者で「20,000円をチャージすると5,000円相当のポイントが付与されて25,000円」となるプレミアム方式となっている。さらに、キャッシュレスサービス事業者独自のポイントが付与される場合もある。
他方、健康保険証利用や公金受取口座の登録を促進するため、マイナンバーカードを健康保険証として使うための登録を行った場合に7,500円相当のポイントが付与される。すでに健康保険証としての登録を行った場合も対象となる。また、公金受取口座の登録を行った場合に7,500円相当のポイントが付与される直接付与方式となっている。公金受取口座は児童手当や所得税の還付金など、公的な給付金などを受け取る金融機関口座との紐付けであり、迅速に給付する場合に有効な手段となることが想定されている。