介護報酬審議は第二ラウンドへ。現状の大胆予想での解説 (1)
2023.11.08
介護報酬審議は第二ラウンドに移りました。12月中旬のとりまとめまで、残り2月を切ったことになります。それを前にして、大きな動きが出てきました。今回は、第二ラウンドを前に、現在の状況について大胆予測での解説を加えていきます。あくまでも予測であって決定した訳ではありませんのでご理解をお願い致します。
【第1回】在宅サービス審議の方向性
今回の大きなテーマが、介護報酬の簡素化です。複雑になりすぎた算定要件などを可能な限り分かりやすく、シンプルにしましょうということです。現状では、利用者も支払い内容を聞いたときに、なぜこの加算にお金を払っているのかが分かりにくいという感想をよく聞きます。また、人員基準の緩和も大きなテーマの一つです。年々縮小する労働人口にあって、ロボットやICTでは代用に効かない、人手を必須とする介護サービスに於いて、厳格すぎ、手厚すぎる人員基準は年々、重荷になっています。現在は、介護施設などの職員の三対一配置を、ICTの導入と介護助手制度によって、四対一に緩和するなどが検討されています。これらのテーマが表面化したときは、多くの介護関係者が歓迎の意思表示を行いました。
そうした中で…
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