令和6年度介護報酬改定における小多機・定期巡回の見直し解説

2024.03.08

「令和6年度介護報酬改定における改定事項」の解説。今回は、小規模多機能型居宅介護及び、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の見直し内容について解説していきたいと思います。 

全体改定率は+1.59%であり、処遇改善を除いた事業者への割り振りは+0.61%となります。小規模多機能型居宅介護の基本報酬単位は+0.34%と微増にとどまっています。定期巡回・随時対応型訪問介護看護の基本報酬単位は-4.4%となる大幅な減少となっています。訪問系4サービスがマイナスとなり、最もマイナス幅の多いサービスとなりました。背景には、最新の経営実態調査における収支差率が11.0%と収益性が高いとの調査結果が公表されたことにあります。訪問介護のマイナスとともに、業界に大きな波紋を呼んでいます。訪問介護と同様に、新しい処遇改善加算の算定率が最大値と設定されたことで、大幅な処遇改善を行い人材不足への対策としていかなければなりません。 

見直し項目については…


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