第2回 企業の業績を向上させるために、賃金でできること
2024.06.17
■高賃金は社員のためならず
「ブラック企業」と呼ばれる企業があります。その人事戦略は、とにかく人を「長く(長時間)」「安く」使うことだと言われています。基本給が低いうえに長時間のサービス残業をさせるのですから、賃金は二重の意味で低くなります。このような戦略をとって一時は成功を収め、マスコミの寵児になる経営者もいました。
しかし、低い賃金を競争力の源泉にすることは戦略的に誤りです。賃金は業界の相場より高いものを払った方が、働く人はもちろん企業にとっても有利であり、高い買い物にはならないと言われています。ブラック企業が一時的とはいえ繁栄を極めたのは、世界金融危機直後の、極端な不況のあだ花にすぎません。
世間相場より高い賃金を払うことは…
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