介護の入浴介助を行う具体的な手順|事前に確認すべきポイントと注意点を解説

2024.07.05

介護の入浴介助をスムーズに行うためには、正しい手順と洗う順番を理解しておく必要があります。
入浴介助は、転倒などの事故や体調の変化に注意して、適切な手順と環境で実施することが大切です。

要介護者の体調やプライバシーに配慮して、快適に入浴してもらうために、事前確認と準備を徹底しましょう。
この記事では、介護の入浴介助を効率的に行うための具体的な手順や、身体の洗う順番を詳しく解説します。

入浴介助を行う際のチェックポイントや注意点も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

介護の入浴介助とは?

介護の入浴介助とは、自力での入浴が難しい要介護者を介助し、身体を清潔に保つ介護業務です。
湯船を溜めて入浴させる方法から、シャワーのみの入浴・蒸しタオルで全身を拭き取る清拭など、やり方はさまざまです。

入浴介助は、要介護者を清潔で健康な状態に保つために、重要な役割を担います。
しかしスキルや知識がない人が入浴介助を行うと、浴室での転倒や湯船での事故につながる恐れがあります。

手順や注意点を理解し、正しい入浴介助の方法を身に付けましょう。

介護の入浴介助を行う目的とは

介護の入浴介助を行う目的は、次のとおりです。

  • 心身を清潔に保つため
  • 入浴によるリラックス効果を得るため
  • 異常を早期発見するため

それぞれの目的を確認して、入浴介助の重要性を理解しましょう。

心身を清潔に保つため

介護の入浴介助を行う目的は、利用者の心身を清潔に保つためです。
入浴をせずに過ごしていると、体臭が気になったり皮膚に汚れや細菌が付着したりと、衛生状態が悪化します。

また長時間入浴していないと、身体が痒くなったり不快に感じたりと、ストレスが溜まってしまいます。
入浴は病気の発症や悪臭を予防し、心身を清潔に保つために重要な行為です。

入浴によるリラックス効果を得るため

入浴介助は、入浴によるリラックス効果を得るために重要な役割です。
温熱作用によって身体が温まり、血液の循環が良くなると新陳代謝が高まります。

筋肉がほぐれて肉体的疲労を軽減するだけでなく、副交感神経が優位に働きリラックス効果を得られます。
入浴は疲労回復・睡眠の質向上・ストレス解消と、リラックス効果によりさまざまな作用を得られるため、入浴介助を定期的に行いましょう。

異常を早期発見するため

介護の入浴介助を行う目的の1つとして、異常を早期発見することが挙げられます。
入浴では、衣服を脱ぐため、身体の異常や怪我などを早期発見できます。

異常を早期発見できれば、大事に至る前に原因を解明し治療できるため、入浴介助の際は変化に気付けるよう注意深くチェックしておきましょう。

介護の入浴介助を行う前にチェックしておくべきポイント

介護の入浴介助を行う際には、急なトラブルに対応できるように万全の準備を整えておく必要があります。
介護の入浴介助を行う前に、次のポイントをチェックしておきましょう。

  • 要介護者の体調
  • 脱衣所や浴室など周辺環境
  • 脱衣所や浴槽の温度設定

上記のポイントをチェックして、要介護者が安全に入浴できるよう事前準備を徹底してください。

要介護者の体調

入浴介助を行う前には、要介護者の体調チェックを行いましょう。
体調が悪いときに入浴を行うと、血圧や心拍数が大きく変化して容態が悪化するリスクがあります。

要介護者の健康を守るために、入浴介助の前には次の項目をチェックしておきましょう。

  • 発熱の有無
  • 血圧は正常か
  • 脈拍数は正常か
  • 呼吸が苦しそうではないか
  • 体調不良はないか
  • 食欲の低下がないか
  • そのほか、気になる点がないか

体調チェックの結果、入浴を控えるべき日は蒸しタオルでの清拭など別の方法で身体を清潔にしましょう。

脱衣所や浴室など周辺環境

入浴介助の前には、脱衣所や浴室など周辺環境をチェックしておく必要があります。
脱衣所や浴室が濡れていたり石鹸で滑りやすくなっていたりすると、転倒による怪我が発生しやすいです。

また脱衣所や浴室周辺に段差や物があると、つまずく原因となるため、不要なものは整理しましょう。
脱衣所や浴室で怪我をしないように、掃除と整理整頓を行って、事故が起きにくい環境を整えることが大切です。

脱衣所や浴槽の温度設定

入浴介助の際は、要介護者の身体に負担をかけないよう、脱衣所や浴槽の温度設定を行います。
特に冬場は、急激な温度変化により血圧が変化し、心筋梗塞や脳卒中が起きるヒートショックが発生しやすいです。

暖房設備があれば、浴室と脱衣所の温度差を減らし、ヒートショックの予防に努めましょう。
ほかにも浴室内を事前にシャワーで温めておいたり、冷たい床や壁に当たらないよう、すのこを設置したりと対策が必要です。

介護の入浴介助で用意すべきもの

入浴介助を行うためには、要介護者の身体を清潔に洗ったり入浴後に身体を乾かしたりする道具が必要です。
スムーズに入浴介助を実施するために、次のような道具を用意しておきましょう。

  • バスタオル
  • 着替え
  • ボディソープ
  • スポンジやボディタオル
  • 保湿剤や軟膏
  • 入浴補助用具
  • 椅子や転倒防止マット
  • エプロン
  • 滑りにくい靴
  • 手袋

要介護者の身体を清潔に保つ道具だけでなく、エプロンや滑りにくい靴など介護士が濡れず滑らないための道具も用意してください。
また高齢者の皮膚は乾燥しやすいため、入浴後に保湿剤や軟膏を塗って、肌の保湿を行いましょう。

介護の入浴介助を行う具体的な手順

介護の入浴介助を行う具体的な手順は、主に次の3ステップにわかれます。

  • 1.入浴前
  • 2.入浴中
  • 3.入浴後

それぞれの工程ごとにわけて解説するため、スムーズに入浴介助を実施できるよう手順を確認しておきましょう。

入浴前

入浴前には、次の手順で事前準備を行いましょう。

  1. 要介護者の体調をチェックする
  2. 脱衣所や浴室を温める
  3. 浴槽にお湯を張る
  4. 要介護者に水分補給をしてもらう
  5. 要介護者をトイレへ誘導する
  6. 必要なものを用意する

入浴前の事前準備を怠ると、要介護者が怪我をしたり体調が悪化したりするリスクがあるため、注意しなければなりません。
それぞれの手順を確認して、入浴前の事前準備を徹底しましょう。

要介護者の体調をチェックする

入浴前には、要介護者の体調をチェックする必要があります。
具合は悪くないか、血圧や心拍数に異常はないかなど、チェック項目を作成して体調に問題がないかを確認してください。

要介護者の体調に応じて、浴室にお湯を張るべきかシャワーや清拭で終わらすべきか、適切な入浴方法を決める必要があります。

脱衣所や浴室を温める

要介護者の体調チェックが終わり、入浴しても問題ないと判断した場合は、脱衣所や浴室の室温を上げましょう。
脱衣所や浴室の室温が低いと、シャワーや湯船で急激に温められた身体との温度差でヒートショックが起きる可能性が高まります。

暖房器具を活用して、室温を高く保ちましょう。

浴槽にお湯を張る

次に、浴槽にお湯を張っていきます。
お湯の温度は40度が目安ですが、要介護者の持病や容態によっては熱く感じすぎる可能性があるため、快適に感じる温度でお湯を溜めましょう。

要介護者に水分補給をしてもらう

入浴前には、要介護者に水分補給をしてもらうことが大切です。
約10分の入浴で約800mlほどの水分が失われると言われているため、脱水症状を防止するために水分補給が必要です。

また、脱水が進むと、血液が濃縮されて血栓ができる恐れがあるため、入浴前の水分補給は徹底しましょう。

要介護者をトイレへ誘導する

入浴前には、要介護者をトイレへ誘導しておいてください。
入浴によって身体が温まると、筋肉が緩み、失禁してしまう可能性があります。

一度入浴中に失禁してしまうと、トラウマになってしまい入浴を嫌がるケースもあるため、入浴前のトイレを勧めてください。

必要なものを用意する

入浴介助をスムーズに行うためには、脱衣所へ誘導する前に必要なものを用意してください。
事前に入浴介助用に必要なものリストを用意しておくと、スムーズに準備ができます。

医師から処方されている保湿剤や軟膏があれば、入浴後に塗布するために用意しておきましょう。

入浴中

入浴中に行う入浴介助の手順は、次のとおりです。

  • 椅子や床などにお湯をかける
  • 足元からゆっくりとお湯をかける
  • 洗髪を行う
  • 全身を洗う
  • 泡が残らないようにしっかり流す
  • 介助者が支えながら湯船に浸かる
  • 温まったら湯船から出す

入浴中の介助は、転倒や洗い残しがないよう注意する必要があります。
それぞれの手順を確認して、要介護者がリフレッシュできるよう入浴介助を行いましょう。

椅子や床などにお湯をかける

要介護者の脱衣が完了したら、椅子や床などにお湯をかけて、皮膚が接触しても不快に感じないよう対処します。
シャワーの出し始めは、冷たい水が出てしまうため、この段階で適切な温度に調整しておきます。

足元からゆっくりとお湯をかける

お湯を適切な温度に調整できたら、足元からゆっくりとお湯をかけてください。
いきなり頭や上半身からお湯をかけると、身体がびっくりしてしまうため、足元からゆっくりお湯をかけて慣らしていきます。

お湯をかける際には声掛けを行って、お湯が熱くないか尋ねましょう。

洗髪を行う

お湯の温度に慣れてもらった後は、洗髪を行います。
要介護者が手で耳を覆える場合は、シャンプーやリンスが耳に入らないよう塞いでもらいましょう。

手が不自由な場合は、シャンプーハットを使用して目や耳にシャンプーやリンスが入らないよう対処してください。
洗髪の際は指の腹を使って優しく洗い、泡が残らないよう丁寧にお湯で洗い流します。

シャンプーやリンスが残っていると、頭皮が荒れてしまうため注意してください。
なお自分で洗髪ができる場合は、本人に洗髪をしてもらうことで、身体機能を維持し自尊心を損なわずに済みます。

全身を洗う

洗髪が終わった後は、全身を洗います。
顔から首・腕から手・胸から背中と上半身から洗っていき、下半身へと移行していく洗い方がおすすめです。

洗髪と同じく、本人が身体を洗える場合は自分でやってもらいましょう。

泡が残らないようにしっかり流す

全身を洗い終わった後は、泡が残らないようにしっかり洗い流してください。
お湯をかける際には、声掛けを行ってお湯の温度が適切かを確認します。

介助者が支えながら湯船に浸かる

泡をしっかり洗い流したら、介助者が支えながら湯船に誘導します。
手すりを使って自分で湯船に入れる場合は、見守りながら自力で入浴してもらいましょう。

なお湯船に浸かる時間は5分程度を目安に、のぼせないよう注意しておくと安心です。
人によって身体が温まるスピードが異なるため、要介護者の体調や代謝に応じて、入浴時間を決めておきましょう。

温まったら湯船から出す

身体が温まれば、支えながら湯船から出します。
湯船から出す際に、麻痺などで身体を動かしにくい場合は、自力で動かせない側に回ってサポートしてください

足元が濡れているため、転ばないよう注意して脱衣所へ移動します。

入浴後

入浴後は、身体を拭いて着衣・ベッドへ移動させる必要があります。

入浴後の具体的な介助手順は、次のとおりです。

  • 髪や身体の水分を拭き取る
  • 保湿剤や軟膏を塗布する
  • 着替えさせる
  • 部屋に戻り水分摂取を行う
  • 体調をチェックする

入浴後の手順を確認して、入浴介助を最後までスムーズに行ってください。

髪や身体の水分を拭き取る

脱衣所へ移動したら、髪や身体をタオルで拭きます。
ドライヤーを使用する場合は、熱風が直接当たらないようにタオルや手でカバーしながら、髪を乾かしましょう。

また耳の中に水が入っていないか尋ねて、必要があれば綿棒で水分を拭き取ってください。

保湿剤や軟膏を塗布する

高齢者は肌が乾燥しやすいため、入浴後の保湿が重要です。
髪や身体の水分を拭き取った後は、椅子に座らせて保湿剤や軟膏を塗布します。

皮膚炎の薬なども処方されている場合は、保湿剤と一緒に塗っておきます。

着替えさせる

身体の保湿が終われば、椅子に座らせたまま着替えさせてください。
お尻を持ち上げる際には、身体を支えながら要介護者に負担がかからないよう着衣させます。

清潔な衣服に着替えさせたら、脱衣所からベッドや部屋に移乗介助します。

部屋に戻り水分摂取を行う

部屋に戻った後は、水分摂取を行ってください。
入浴後は大量の水分が失われているため、本人が喉の乾きを感じていなくても、水分を摂取してもらいましょう。

体調をチェックする

水分摂取が完了したら、入浴後に体調の変化がないかチェックしてください。
血圧や心拍数を測定して、本人にも体調がしんどくないかを尋ねます。

異常があれば主治医へ相談して、なければ入浴介助が完了です。

介護の入浴介助における注意点

介護の入浴介助における注意点は、次のとおりです。

  • 積極的に声かけを行う
  • 怪我や転倒などの事故を防止する
  • プライバシーに配慮する
  • 急激な温度変化を避ける
  • 体調の変化や身体の異常を察知する
  • 長時間の入浴は避ける
  • 入浴前にトイレや水分補給を済ませる

それぞれの注意点を確認して、入浴介助で事故や要介護者の自尊心を損なわないよう対処しましょう。

積極的に声かけを行う

介護の入浴介助における注意点として、積極的に声かけを行うことが大切です。
「お湯は熱くないですか」「身体流しますよ」など、積極的に声かけを行うことで、本人を驚かせずに入浴を楽しんでもらえます。

また積極的に声かけを行ってコミュニケーションをとれば、要介護者の体調不良や異常に気づきやすく、怪我や病気などの早期発見につながります。

怪我や転倒などの事故を防止する

介護の入浴介助を行う際は、怪我や転倒などの事故を防止することが大切です。
浴室は濡れていて滑りやすく、また、脱衣所に物や段差があればつまずくリスクが高まります。

要介護者が転倒して怪我をしないよう、不要なものを整理したり、しっかり支えたりと、事故を未然に防ぐ対策が必要です。

プライバシーに配慮する

介護の入浴介助では、プライバシーに配慮するよう注意してください。
要介護者の中には、入浴介助の際に裸を見られることに抵抗を感じる方もいます。

自力で入浴できる要介護者の場合は、浴室には入らず脱衣所の前で待機しておくなど、要望に合わせた柔軟な対応が必要です。
ほかにも入浴介助の際にタオルで裸を隠すなど、要介護者が羞恥心を感じずに入浴を楽しめるよう配慮しましょう。

急激な温度変化を避ける

入浴介助の注意点は、急激な温度変化を避けることです。
入浴によって急激な温度変化が生じると、ヒートショックが起きる危険性があります。

ヒートショックが起きると、心筋梗塞や脳卒中などを誘発するため、事前に浴室や脱衣所を温めて対策しておきましょう。

体調の変化や身体の異常を察知する

入浴介助の際の注意点として、体調の変化や身体の異常を察知することが大切です。
体調が悪いときに入浴してしまうと、血圧や心拍数が上昇して症状が悪化する可能性があります。

入浴前後の体調チェックを徹底して、体調の変化や身体の異常を察知するよう対策してください。

長時間の入浴は避ける

入浴介助の際は、長時間の入浴を避けるよう注意してください。
長時間の入浴は、脱水症を引き起こす原因となるため、のぼせないよう適切な時間で引き上げましょう。

身体が温まりにくい要介護者を入浴させる際は、のぼせない程度の時間を測るために、様子を見ながら入浴介助を行ってください。

入浴前にトイレや水分補給を済ませる

入浴介助の注意点は、入浴前にトイレや水分補給を済ませることです。
入浴前にトイレをしておかないと、入浴中に身体が温まって失禁してしまう可能性があります。

失敗体験は、要介護者に「入浴したくない」とトラウマとして残ってしまうため、入浴前のトイレを徹底しましょう。
また入浴前に水分補給を済ませておくと、入浴によって水分が失われても、脱水症になるリスクを軽減できます。

入浴後だけでなく入浴前の水分補給を徹底することで、要介護者の健康を維持できます。

伊谷 俊宜氏
伊谷 俊宜氏

私も介護保険施行前に看護助手として勤務していた病院で、初めて入浴介助に関わり、凄まじいスピードで繰り広げられる流れ作業のような介助に衝撃をうけたことを覚えています。限られた時間、限られたスタッフ数で数多くの入浴介助をおこなうので、必然的にハードなものになるのは当然でしょう。一概には言えませんが、どうしても入浴介助はスタッフ配置が手厚い時間帯で完結させようとしてしまいます。一見効率が良いように見えて、実はこのように入浴時間を集中させてしまうことが、スタッフの負荷増加と利用者の満足度低下を引き起こしているケースが多いのです。一度入浴時間を拡大することも有効です。「大人数で一気に」から「少人数でゆっくり」への転換は簡単ではないですが、メリットが非常に大きいので、是非トライしてみてください。

番外編|介護・福祉向け製品の導入ならワイズマンに相談しよう

介護・福祉向け製品の導入を検討しているなら、ワイズマンに相談しましょう。
ワイズマンでは、デイサービスや訪問介護・居宅介護など、介護現場の課題を解消する製品を提供しています。

タブレットを用いた介護記録や社内外の連携を強化する情報共有機能など、介護業務を効率化する機能が満載です。
また収容人数や施設規模・業態別の課題に応じて、さまざまな機能を組み合わせられるため、事業所に適した介護・福祉システムを導入できます。

入浴介助を行う際には事前確認と準備を徹底しよう

入浴介助を行う際には、要介護者の健康と自尊心を守るために、事前準備と確認を徹底しましょう。
入浴前の体調チェックや水分補給・トイレ誘導などを行い、入浴介助をスムーズに行えるよう準備しておくことが大切です。

ヒートショックを予防するために、事前に脱衣所や浴室を温めておき、足元からゆっくりお湯をかけて急激な温度変化を避けてください。
入浴後には保湿をしっかり行って、水分摂取と体調チェックを再度行って、体調を管理することが大切です。

ワイズマンでは、介護や福祉に関するさまざまなシステムを提供しています。
事業所に応じたシステムを提供し、介護現場の課題を解消できるため、業務を効率化させられます。

監修:伊谷 俊宜

介護経営コンサルタント

千葉県佐倉市出身。大学卒業後、教育サービス業界に入社したが、障がい者との交流を機 に「高齢や障がいを理由に、不当な差別を受けることのない社会を作りたい」と、介護事業者の門をたたいた。これまで、数々の特別養護老人ホーム、 グループホーム、デイサービスの立ち上げ、運営に参画。現在は、“現場第一主義!”を旗印とし、高齢者住宅、デイサービスを中心に「人気の施 設づくり」を積極的にサポートしている。

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