高齢者の多剤服用で指針案 厚労省 介護職との連携・協働も重視
厚生労働省の「高齢者医薬品適正使用ガイドライン作成ワーキンググループ(印南一路・慶大教授)」は2月21日、高齢者の多剤服用(ポリファーマシー)を是正するための指針案を概ね了承した。高齢者に起こりやすい症状と原因となる薬剤の例や、服薬支援のポイントなども盛り込んでいる。医師が薬によるトラブルを早期発見するためにも、介護職や看護職などからの情報収集が重要と指摘。介護職も、ふらつきや便秘などの症状があったら「薬が原因かも」と考える視点を持つことが必要だろう。(シルバー新報2018年3月2日号)