最低賃金 全国平均は874円 26円上げ 東京都は985円
厚生労働省はこのほど、全都道府県労働局の地方最低賃金審議会が答申した2018年度の地域別最低賃金の改定額を取りまとめて公表した。改定額の全国加重平均額は874円。昨年度から26円の引き上げ額で、政府が昨年3月にまとめた「働き方改革実行計画」に掲げている「年3%程度」の引き上げ目標を達成した。各都道府県で、10月1日から6日までの間に順次発効される予定だ。 厚労相の諮問機関である中央最低賃金審議会は7月、各都道府県に対して時給23~27円の引き上げ額の目安を示していた。 最高額は東京都の985円で、27円の引き上げ。埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫など大都市を擁する都道府県でも27円の引き上げとなった。 (シルバー新報2018年8月24日号)