2018.08.31
トピックス

介護技能実習生 中国から3人め 成田空港へ到着

 27日、成田国際空港に降り立った段博文さん(26)は大連市の出身。介護の技能実習生としては中国から3人めの来日になる。「中国も高齢化している。日本で学んだ新しい技術を持ち帰り、介護施設を開きたい」  緊張気味ながら流ちょうな日本語で夢を語った。日本に留学経験があり、日本語能力検定では、「N2」の実力だ。現地では看護師として働いていた。母親の知り合いから、制度のことを知り、応募したという。約1カ月の研修の後、北海道釧路市のグループホームで働きながら学ぶ予定だ。 監理団体となる「介護福祉関連事業協同組合」は、制度の創設を見越し2015年3月に設立。段さんが、初めての受け入れだ。「アジア諸国と、日本の人材の好循環を支援していく。モデルケースとしていきたい」と各地を飛び回り準備を進めてきた中西博之理事長も顔をほころばせた。(シルバー新報2018年8月31日号)