「説明できる」AIの開発 ケアプランの「個別性」カベ 国際社会経済研究所
ケアプラン作成に人工知能(AI)の技術を使えないかとさまざまな視点で研究が進められている。昨年度、厚生労働省の補助でNEC系列の国際社会経済研究所が試行したのは、「ホワイトボックス型」だ。なぜ自立に結びついたのか、悪化したのか、説明ができるようにするのがねらいだ。そのため、第2表の中期目標やサービス内容をAIに学習させることにチャレンジしたが、手こずった。ケアプランの「個別性」が高すぎてAIで扱えるようなデータに整理するのが難しかったためだ。(シルバー新報2018年8月31日号)