18年でも、尽きない悩み 「介護何でも相談」に切実な声 中央社保協
11月11日「介護の日」に行われた「介護認知症なんでも無料電話相談」(中央社保協・主催)には112件の相談が寄せられた。今回が8回め。18年目を迎えた介護保険ですが「利用方法がわからない」など基本的な相談もあり、定着とは遠い現実も浮き彫りになった。
「父親が他界してから認知症が進行。友達もいないので家に閉じこもりがちで心配だ。介護サービスの利用方法を教えて欲しい」と相談したのは78歳で一人暮らしの母親をもつ娘。「認知症の夫が3カ月も入浴を拒否。リハビリパンツをやっと履いてくれるようになったが交換も大変。同居の娘も体調を崩し疲れてしまった」と70歳代の女性からのSOSも。「入所しているが施設の職員不足が深刻で納得できるサービスが受けれない」など政府の制度改悪のしわ寄せが「利用者・家族」に押し付けられていることがうかがわれる悩みも寄せられたという。(シルバー新報2018年11月30日号)