2019.03.11
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特養入所指針案作成 介護者の負担に配慮 甲府市

甲府市は、4月から中核市に移行するのに伴い特養ホームの入所指針を独自に策定する。施設入所の必要性の高さを要介護者本人の状態だけでなく、在宅で介護する人の就労状況や育児とのダブルケアなどの負担も重視する内容だ。
 同市はこれまで山梨県が策定した入所指針を採用してきた。介護保険課によると、特養の入所待機者は在宅サービスの充実などにより徐々に減ってきているが、まだ978人いる。「在宅生活の困難さは要介護度だけではない。主たる介護者の状況など、個別の事情ももっと勘案するべきと考えた」(同課)という。(シルバー新報2019年3月8日号)