ケアマネ「未来見えず」6割
昨年10月に実施されたケアマネジャー試験は受験者数・合格者数ともに過去最低。次期制度改正に向け利用者負担の導入議論も本格化していくなど、ケアマネジャーを取り巻く状況が厳しさを増している。ケアマネジャーの未来を現場ではどう見ているのか。本紙が実施したアンケートでは、制度に縛られ書類作成や研修の負担が重くのしかかっているケアマネの実態や、将来への不安の声が多数寄せられた。 アンケートの回答者数は180人。ケアマネジャー以外にも施設関係者や訪問介護事業者などからも意見をいただいた。
まず、今年度のケアマネジャー試験の受験者が昨年度より8万人以上も減ったことについて。受験しない理由を尋ねたところ最も多かったのは、「ヘルパーの資格と経験だけでは受験できなくなったから」だったが、受験要件が絞り込まれたことについては、「少数精鋭になるので賛成」よりも今後のケアマネ不足を心配する声が圧倒的多数を占めた。(シルバー新報2019年3月8日号)