指導に追われる養成校 高校新卒+外国人+社会人
敬心学園職業教育センターが2日に開いた第9回公開研究会では、新卒生、社会人、外国人留学生が混在し、教師が対応に追われる介護福祉士養成校から報告があった。「留学生を含む学習困難者への対応」をテーマに、日本福祉教育専門学校介護福祉学科の専任講師である齊籐美由紀氏が講演した。同養成校の2018年度の新入生は、高校新卒28人、職業訓練生27人、外国人留学生32人。混合でクラス編成している。
87人のうち、1月までに12人が退学した。そのうち留学生は7人。理由はアルバイトが忙しく通学困難、日本語能力不足、結婚や妊娠などそれぞれだ。「学習困難者にはきめ細やかに確認テストを実施。教職員による声かけで心身の変化にいち早く気づくようにしている」(齊藤氏)。 (シルバー新報2019年3月15日号)