厳格な要件を設定し、オンライン診療でのアフターピル処方を認める方針 厚労省
厚労省は3月29日、オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会を開催し、2019年5月の改訂に向けて議論を行った。
2018年3月末に取りまとめられた指針は、医療・医学や情報通信技術の進歩等を踏まえ、定期に見直しを行う。見直しに係る具体的な検討事項は、オンライン受診勧奨や遠隔健康医療相談等を整理した「指針の対象」や、対面診療との組み合わせなどの「オンライン診療における診療行為」、看護師によるオンライン診療の補助(D to P with N」)に関する「オンライン診療の提供体制」、オンライン診療を提供する場合の「研修の必修化」などが検討されている。
今回、「オンライン診療における診療行為」の例外として、厳格な要件を設定したうえで、オンライン診療でのアフターピル(緊急避妊薬)処方を認める方針とした。今後、薬剤の転売や薬害などのリスクを考慮して、具体的な要件を検討する。