医療の需要と供給を踏まえたレポート、外来医療の受診動向の変化に着目 日医
日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーNo.429として「医療の需要と供給について」と題するレポートを公表した。今般、医療需要の変化に対応し、制度改革による需給バランスが図られている。とりわけ外来の長期処方により通院間隔が開き、今後も長期処方やセルフメディケーションの進展次第で外来受療率はさらに低下し、この他オンライン診療やオンライン服薬指導によって、対面診療が縮小する可能性もあるとした。医師の偏在化によるかかりつけ医の確保が困難になる地域では、かかりつけ医機能を担う中小病院の評価や、退職後の勤務医のセカンドキャリアの活用など、現行にない評価が必要だと提言した。