2019.04.19
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AIの進展を踏まえて人間中心のAI社会原則及びAI戦略2019案を議論  厚労省

 厚労省は4月17日、保健医療分野AI開発加速コンソーシアムを開催し、「人間中心のAI社会原則」及び「AI戦略2019(有識者提案)」について議論した。

 「人間中心のAI社会原則」においては、人々がAIに過度に依存することなく、多様な人々の多様な幸せの追求のため、Society 5.0の実現をビジョンに掲げ、7原則をもとに、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合し、イノベーションで創出される新たな価値により、格差なくニーズに対応したモノやサービスを提供することで、経済発展と社会的課題の解決を両立する「人間中心の社会」を目指すとした。

 「人間中心のAI社会原則」を踏まえた「AI戦略2019(有識者提案)」では、「人間尊重」「多様性」「持続可能」の3つの理念を掲げて、Society 5.0を実現し、SDGsに貢献していくため、教育改革、研究開発、社会実装、データ、デジタル・ガバメント、中小・新興企業支援、社会原則における各具体目標と取組を特定する。

 医療・介護分野が該当する社会実装においては、AIを活用するデータ基盤の整備やAI活用による医療従事者の負担軽減などを目標に掲げていくとした。

■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000148680_00008.html