2020年度診療報酬改定に向けて、年代別・世代別の課題その2を議論 厚労省
厚労省は4月24日、中医協総会を開催し、2020年度診療報酬改定に向けて、前回に引き続き、年代別・世代別の課題について議論した。今回は「青年期~中年期」「高齢期」「人生の最終段階」における報酬上の評価などの課題を整理した。
青年期~中年期(20~30代、40~60代)では、生活習慣病に対する早期かつ継続的な管理、生活習慣病のみならず精神疾患や女性特有の疾患、がん等を含めた治療と仕事の両立のための産業保健との連携に対する課題に挙げられた。
「高齢期」では、高齢化の状況や高齢者の生活環境の変化を踏まえ、高齢期の特性に応じた取組、高齢者等に対する口腔機能管理の推進、薬局の訪問薬剤管理指導における患者ニーズへの対応、高齢者のポリファーマシー対策が課題となっている。「人生の最終段階」では、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)等の意思決定支援の普及・定着に向けた取組、多職種による医療・ケアの取組が課題として整理された。
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