19年度は特養2357床開設 東京都 半数超が地方出身
東京都では今年度、補助を受けて整備された特別養護老人ホーム28カ所がオープンする。うち、11カ所が地方に本部をもつ社会福祉法人による新規施設開設であることが本紙の調べで分かった。ベッド数では、2357床のうち1280床で半数超、地方の法人頼みの状況だ。
すでに4月に開設済みの「特別養護老人ホーム花子」(一部従来型120床)を運営する社会福祉法人あかつき。母体は、拘束ゼロで有名な上川病院。17年に八王子市から日野市に移転し、「多摩平の森病院」と改名。その隣接地に特養をつくったかたちだ。「多摩平の森」は都市再生機構による再開発地域だ。建設用地については、東京都によると、「近年、国有地が増えている」という。(シルバー新報2019年5月24日号)