健康・医療・介護・福祉分野のAIの開発・利活用が期待できる領域を確認 厚労省
厚労省は6月6日、保健医療分野AI開発加速コンソーシアムを開催し、健康・医療・介護・福祉分野における「AIの開発・利活用が期待できる領域と研究開発を進めるべき分野」を確認し、意見を交換した。
個別化医療やAIホスピタルでは、診察時のカルテ等への自動入力や、インフォームドコンセント時のAIによる双方向コミュニケーションシステム等、医療従事者の負担軽減に資するAIの技術開発等の状況を踏まえて必要な対応を行う。また、遺伝子パネル検査の保険適用に伴って、ゲノム情報及び臨床情報の収集・集積が開始するがんゲノム分野におけるAI開発の進展が期待されている。この他、介護・認知症分野におけるAI開発においても、現場ニーズに沿った開発を進め、介護従事者の負担軽減や質の高い介護サービスの提供等に資するAIを現場に導入できるよう、必要な制度面、運用面等の見直しを検討するとした。