医師国家試験の現況および対応状況と検討課題をもとに議論 厚労省
厚労省は7月16日、医道審議会医師分科会医師国家試験改善検討部会を開催し、医師国家試験の現況および対応状況と検討課題をもとに議論した。
検討会では、現行の医師国家試験を評価するとともに、医師国家試験の改善事項について検討を行っていく。医師国家試験の合格率は概ね9割をキープしている中、出題数や出題内容、合格基準をはじめ、医師国家試験出題基準(ガイドライン)や出題基準(ブループリント)の改訂、共用試験CBTとの連携、臨床実習終了後の学生に対するPost-CC OSCEの実施、医師国家試験のコンピュータ制の導入及びプール問題の扱い、外国で医師免許を得た者に対する医師国家試験受験資格認定について検討課題となっている。
今後、2020年春を目処に検討会の報告書をとりまとめて、2020年度中に同報告書の提言を踏まえた医師国家試験出題基準の改訂を行う予定である。