ご存じですか?スタンディングリフト 高知ふくし機器展から
7月12~14日に開催された第18回高知ふくし機器展。今回から介護職の就職フェアと合同で「ふくし総合フェア」として開催された。そのシナジーと市中心部に近い便利な場所に会場が変更されたせいもあってか3日間の来場者は約3千人。昨年の1.5倍と盛況だった。
ところで、みなさんはスタンディングリフトをご存じだろうか。文字通り「立たせる」リフトだ。超マイナーだから知らないほうが普通だと思うのだが、今回、「スタンディングリフトで変わるケアの質」をテーマにしたセミナーは定員50人が事前申し込みで一杯になった。それだけ、県が離職防止のための腰痛対策として推進してきた「持ち上げない介護」が現場に定着してきたということだろう。スタンディングリフトは、セッティングも簡単で、小回りもきく。持ち上げない介護を実践している施設では、一人でも安心してトイレ介助や車いすへの移乗ができると大活躍している。(シルバー新報2019年7月19日号)