2019.08.30
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介護労働実態調査「訪問介護」編 ヘルパーの平均年齢50歳 非正規中心でも満足度高く 「働き方改革」知らない管理者3割に 

介護労働安定センター(小野晃理事長)が9日に公表した2018年度介護労働実態調査報告書から、今回は訪問介護に焦点を当てて実態を見ていく。事業所調査で9102カ所、労働者調査で2万2183人が回答した。
 まずは平均年齢。今回の調査では65歳以上の介護労働者が12・2%、60歳以上で2割を超えるなど、介護業界全体で働き手の高齢化が進んでいることが分かった。ヘルパーは平均49・8歳でケアマネジャーの50・7歳よりは低いものの、60歳以上の割合ではケアマネジャーよりも多い2割超を占めている。非正規職員がほぼ半数というのも訪問介護ならではの状況。登録型ヘルパーの年齢層の高さがうかがえる。(シルバー新報8月30日号)