総合確保基金 メニューを大幅に拡充 自治体から課題や意見聞き反映 厚労省20年度予算案
厚生労働省は来年度、地域医療介護総合確保基金のうち介護人材確保分のメニューを大幅に拡充する。同省が昨年、全国の都道府県から人材確保に関する現状や課題、要望を聞き取り、メニューに反映したという。第8期介護保険事業計画の作成に向けたメニュー出しの意味合いもある。介護人材の離職防止を狙い、介護職員からの悩み相談窓口の設置や、ハラスメント対策のための実態調査、若手職員のネットワークづくりなども助成対象に。介護ロボットやICT導入支援の補助額の引き上げなども行う。(シルバー新報2020年1月10日号)