外来・入院需要減少へ 在宅医療との連携カギに HMS診療報酬改定シンポ
保健・医療・福祉サービス研究会(田中優至代表、HMS)は25日、2020年診療報酬改定と病院経営をテーマに都内でシンポジウムを開催した。中央社会保険医療協議会の診療側委員である猪口雄二全日本病院協会会長や、在宅医である中村哲生氏らが、来月上旬に迫った改定の答申について解説と予測を行った。
来年度の診療報酬改定率は、本体はプラス0.55%で決着したが、うち0.08%は消費税財源を活用した救急病院の勤務医の労働改善に充てる費用。猪口会長は薬価のマイナス0.99%も含めて考えると「トータルではマイナス改定」と評価した。(シルバー新報2020年1月31日発売号)