「フレイル予防、高齢期でも遅くない」 新開副所長、都のイベントで
東京都は1月30日、介護予防・フレイル予防の普及啓発を目的としたイベントを都内で開催した。東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二副所長による講演や実際に予防活動を行っているシニア団体が登壇するパネルディスカッション等が行われた。 東京都健康長寿医療センター研究所の新開副所長は、群馬県草津町で10年間かけて行った65歳から90歳までの生活機能の加齢変化を分析した、生活機能調査の結果を紹介。10年間で生活機能がほぼ正常を保っていた人は36%、85歳前後でフレイルに達した人が40%、75歳でフレイルが20%弱、そして6%の人は65歳時点ですでにフレイルに達し、80歳手前で要介護状態となっていた。(シルバー新報2020年2月7日発売号)