2021年度報酬改定議論開始 厚労省社保審 秋に論点提示 年末に取りまとめへ
厚生労働省は16日、社会保障審議会介護給付費分科会(座長=田中滋埼玉県立大学理事長)を開き、2021年4月の介護報酬改定に向けた議論を開始した。昨年12月に取りまとめられた報酬改定に関する審議報告や制度改正事項を踏まえ、「地域包括ケアシステムの推進」「自立支援・重度化予防の推進」「介護人材の確保・介護現場の革新」「制度の安定性・持続可能性の確保」――の4つの分野横断的なテーマについて論点を整理。事業者団体などのヒアリングを経て年末に基本的な考え方を取りまとめ、来年明けに諮問・答申するスケジュールが示された。(シルバー新報2020年3月20日発売号)