〝予防〟重視で新評価指標 厚労省 インセンティブ交付金拡充へ
厚生労働省は23日、2020年度の保険者機能強化推進交付金(インセンティブ交付金)の交付額を決定するための評価指標を明らかにした。介護予防・重度化防止、健康づくりに重点的に取り組む保険者に手厚く配分するため、評価項目や配点方法を大きく見直した。新たに創設する200億円規模の「介護保険保険者努力支援交付金」において2重に評価する指標は全体のほぼ半分を占めた。特に心身機能の改善割合など「アウトカム指標」を大幅に拡充した。都道府県と市町村は、この指標を用いて5月末までに評価結果を提出。7月に交付金額が内示される予定だ。(シルバー新報2020年3月27日発売号)