2020.05.29
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新型コロナ重症・中等症の患者受け入れの点数を特例的に3倍に見直し     厚労省

厚労省は5月25日、中医協総会を開催し、新型コロナウイルス感染症の重症患者を受け入れた医療機関が算定する救命救急入院料や特定集中治療室管理料、ハイケアユニット入院医療管理料などの点数を、特例的に通常の3倍(現在2倍)にすることなどで一致した。併せて、中等症患者を受け入れる一般病棟の救急医療管理加算に関しても3倍の点数算定を可能とする。

重症・中等症の患者の範囲を拡大し、重症の新型コロナウイルス感染症患者には、人工呼吸器管理等を要する患者のほか、これらの管理が終了した後の状態など、特定集中治療室管理料等を算定する病棟における管理を要すると医学的に判断される患者を含み、中等症の新型コロナウイルス感染症患者は、酸素療法が必要な状態の患者のほか、免疫抑制状態にある患者の酸素療法が終了した後の状態など、急変等のリスクに鑑み、宿泊療養、自宅療養の対象とすべきでない患者を含むとした。この他、新型コロナウイルス感染症から回復した後、引き続き入院管理が必要な患者の転院を受け入れた医療機関に対する評価も強化した。

こうした変更点に関して、5月26日の事務連絡「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その19)」において明確にした。

■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00074.html

■関連サイト: http://www.hospital.or.jp/pdf/14_20200526_01.pdf


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