健康・医療・介護情報の利活用に向けた検討課題に関する意見の整理案 厚労省
厚労省は6月15日、健康・医療・介護情報利活用検討会を開催し、健康・医療・介護情報の利活用に向けた検討課題に関する意見の整理案をもとに議論した。
健康・医療・介護情報の利活用に向けて、健診・検診情報については保険者や事業者など管理者が異なる場合でも本人が生涯にわたってデータにアクセスできる仕組み、医療等情報においては本人や全国の医療機関等において確認・利活用できる仕組み、電子処方箋の実現に向けた環境整備ではガイドラインの改定を含めた必要な方策が主な課題となっている。
これらのヘルスケア情報の利活用における共通事項は、来年度に稼働するオンライン資格確認等システムやマイナンバーカードの活用が関与している。マイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組みで欠かせない医療機関や薬局の受付に配置するカードリーダーの目標普及率は、2020年度末に6割、21年度末に9割、22年度末には概ね全てに普及することを目指している。こうした情報の利活用の仕組みの課題を整理した上で、夏に作成する工程表に反映させていくとした。