厚生労働省の社会保障審議会介護給付費分科会は9月30日、制度の安定性・持続可能性などをテーマに議論した。新たな加算やサービスが介護報酬改定を重ねるたびに増え、現在のサービスコードは制度創設当初の14・3倍に増加。過去1年に平均算定率が1%未満の加算は63種類に上る一方、過去2年の算定率が80%を超える加算もあるといった状況が報告された。委員からは、算定されていない加算は廃止し、算定率が8~9割の加算は基本報酬に組み込むなどの整理を行うべきとの意見が相次いだ。報酬体系の簡素化を目指した加算等の再編が行われそうだ。