新型コロナウイルスワクチンの接種順位、医療従事者と高齢者が最優先 厚労省
厚労省は11月9日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を開催し、現在開発が進められている新型コロナウイルスワクチンの接種順位について議論した。接種順位は、医療従事者と一定の年齢以上の高齢者を最優先とし、今後、接種順位の上位に位置づける基礎疾患の範囲を決定していく。国が確保したワクチンは予防接種法に基づき、接種は努力義務、自己負担が生じない(無償)ことを原則とする。 なお、7月31日に締結したファイザー社との基本合意では、新型コロナウイルスのワクチン開発に成功した場合、来年6月末までに6,000万人分(1億2,000万回分)のワクチンの供給を受けることができ、今後、最終契約に向けて協議を進めるとしているが、輸送方法や保管場所などの課題が山積している。