2020.11.27
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介護職の年収 全産業平均との差570万円 NCCU20年度就業実態調査「処遇改善加算、実感なし」4割

日本介護クラフトユニオン(NCCU、染川朗会長)は、2020年度就業意識実態調査の結果を公表した。調査票は月給制、時給制の組合員合わせて約4500人に配布され、回収率は71・7%。平均賃金(月給制)は23万5401円で、前年度から7335円(前年比3・2%)とアップしているものの、19年賃金構造基本統計による一般労働者の平均賃金30万7700円と比較すると、その差はまだ大きい。さらに年齢別の年収で見ると、55歳から59歳の平均年収は、NCCU組合員352万5千円、基本統計調査の全産業平均は927万7千円と実に570万円以上もの大差がある。介護従事者は勤続年数が長くなっても年収が増えていないことが明らかになった。

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