科学的介護情報システムLIFE導入に対する報酬上の評価、補助金の活用 厚労省
厚労省は2月22日、2021年度介護報酬改定に伴う「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用等についての情報を公表した。 4月以降、VISIT(通所・訪問リハビリテーション)とCHASE(全サービス)へのデータ入力・フィードバックについては機能を統合して一体的な運用に改め、その名称をLIFEとする。運用面では、従前のVISITでは再度PCに入力作業が必要であったが、今回の介護記録ソフトとのデータ連携による入力方式の改善で、PCへの再入力が不要となる。統合したデータベースシステムへの入力により、データ入力に係る現場の負担を軽減しつつ、厚労省にデータを提出し、加算の算定に必要な様式も作成が可能となる。 LIFE導入に対する報酬上の評価は、科学的介護推進加算をはじめ、リハビリテーションマネジメント加算、個別機能訓練加算Ⅱなどの各種加算における要件に盛り込まれた。この他、各都道府県の地域医療介護総合確保基金におけるICT導入支援事業により、事業所内のICT化(タブレット導入等)に対して事業所規模(職員数)に応じて100~260万円の補助金が設定された。補助率は一定の要件を満たす事業所は3/4を下限に都道府県の裁量により設定できる。