2021.03.12
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がんゲノム医療提供体制、遺伝子パネル検査実施後の薬物療法は8%      厚労省

厚労省は3月5日、がんゲノム医療推進コンソーシアム運営会議を開催し、がんゲノム医療推進に向けた取り組みなどを確認した。がんゲノム医療では、遺伝子変異を一度に数十から数百解析し、抗がん剤の選択に役立てる遺伝子パネル検査の結果に基づいた薬物療法が行われている。 保険診療における遺伝子パネル検査の実施件数は1年間(2019年9月1日~2020年8月31日)で7,467件、このうちエキスパートパネルで提示された治療薬を投与した患者割合は8.1%(607人/7,467人)となった。がんゲノム医療の提供体制は、がんゲノム医療中核拠点病院 12ヵ所、がんゲノム医療拠点病院 33ヵ所、がんゲノム医療連携病院 161ヵ所が連携し、ゲノム医療を必要とするがん患者が全国どこででも必要とするゲノム医療を受けられる体制の構築を目指している。

■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17151.html

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