2021.04.06
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オンライン資格確認、3月稼働を延期、10月運用開始に向けプレ運用を継続   厚労省

厚労省は3月26日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、3月中に稼働予定としていたオンライン資格確認の運用について、遅くとも薬剤情報の閲覧開始を予定している10月までに本格運用を開始するとした。こうした遅延の背景には、新型コロナウイルスの影響等によるシステム改修の遅れや世界的な半導体不足によるパソコン調達・カードリーダーメーカーの生産の遅れなどが起因して、医療機関・薬局の導入準備の遅れとなっていた。この他、プレ運用において、加入者データの不備による資格確認エラー、院内システムへの読み取りエラーなどが発生し、保険者が管理・登録している加入者データの正確性に不備(保険者が登録した個人番号に誤り、被保険者証の情報が未登録・正確ではない)があった。 これにより、2021年4月以降はプレ運用の参加施設を順次拡大し、約10万機関程度まで拡大する。プレ運用の参加施設の拡大にあたり、医療機関・薬局において運用開始後に混乱が生じないよう、必要な事前準備がなされているか支払基金の確認をステップとする。事前準備に必要となる本番環境への接続についてはオンライン資格確認利用申請の利用開始予定年月を基に順次利用可能にするとした。

■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17615.html

■プレ運用の案内: https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/000760048.pdf

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