ワクチン接種に係る新たな支援策、接種回数の増加を図るため金額を上乗せ 厚労省
厚労省は5月25日、新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体向け説明会を開催し、ワクチン接種を加速するため新たな支援策を実施するとした。 ワクチン接種は、これまで講じていた接種費用(2,070円/回)への時間外・休日加算相当分の上乗せ、時間外・休日のワクチン接種会場への医療従事者派遣に対する財政的支援に加え、接種回数の増加を図るため、診療所ごとの接種回数の底上げと接種を実施する医療機関数の増加の両面の取組が不可欠だと判断された。 具体的な個別接種促進のための追加支援策は、
①「診療所」に対する接種回数の底上げ策として、「週100回以上の接種を7月末までに4週間以上行う場合 ⇒ +2,000円/回」「週150回以上の接種を7月末までに4週間以上行う場合 ⇒ +3,000円/回」が交付され、現行の接種費用 2,070 円/回に上乗せとなる。
②接種施設数の増加策(診療所・病院共通)として、①の「一定期間継続して行う」要件を満たさない場合(①と重複しない)に適用となる「医療機関が50回以上/日のまとまった規模の接種を行った場合は10万円/日(定額)」を交付する。
③「病院」に対する接種回数の底上げ策として、「50 回以上/日の個別接種」を一定期間継続すると、集団接種会場の設置と同等とみなし、②に加えて「医師1人1時間当たり7,550円、看護師等1人1時間当たり2,760円」を交付する。