改正医療法やデータヘルス改革などの各検討会における審議動向を確認 厚労省
厚労省は8月5日、社会保障審議会医療部会を開催し、診療報酬改定の基本方針や改正医療法等の施行に向けた検討状況、データヘルス改革に関する工程表及び今後の検討などについて、各検討会における審議動向を確認した。 診療報酬改定に関わる役割は、国が予算編成で医療費総額を決める過程で改定率を決定し、社会保障審議会医療部会および医療保険部会において医療政策の方針として診療報酬改定の基本方針を決定する。中医協では基本方針に基づき個別の診療報酬項目に関する点数設定や算定条件等について議論して医療費分配を決定する。改正医療法等の施行に向けた検討状況では、医師のタスクシフト/シェアに係る10月施行の医療関係職種の業務範囲の見直し、第8次医療計画に向けた取組状況を確認した。データヘルス改革に関する今後の検討では、全国的な医療情報ネットワークの基盤に関する議論を行うワーキンググループを設置し、医療情報ネットワークの基盤のあり方(主体、費用、オンライン資格確認等システムや政府共通基盤との関係、運用開始時期等)及び技術的な要件について2022年度までに結論を得るとした。