2021.08.30
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2022年度診療報酬改定、在宅医療と入院医療について課題と論点を確認    厚労省

厚労省は8月25日、中医協総会を開催し、2022年度診療報酬改定に係る審議として、在宅医療その1と入院医療その1について、現状の課題を確認して論点を示した。 在宅医療その1では、在宅医療の総論のほか、訪問看護、歯科訪問診療、在宅訪問薬剤管理指導について確認した。在宅医療の総論では、在宅医療を担う医療機関と市町村・医師会との連携、及び医療・介護の切れ目のない提供体制の構築等を推進し、質の高い在宅医療を十分な量提供できるようにする診療報酬の在り方を論点に挙げた。訪問看護では質の高い訪問看護の適切な評価を推進しつつ地域包括ケアを推進する役割、歯科訪問診療では患者のニーズにあわせた訪問診療の推進、在宅訪問薬剤管理指導においては、薬物療法に関わる関係者が患者の服薬状況等の情報を共有しながら、最適な薬学的管理やそれに基づく指導を実施し、在宅患者が有効で安全な薬物療法を切れ目なく継続的に受けられるようにするための診療報酬の在り方を論点に挙げた。 入院医療その1では、個々の患者の状態に応じて適切に医療資源が投入され、より効果的・効率的に質の高い入院医療が提供されるよう、医療機能の分化・連携の促進を推進する入院医療の提供体制の評価のあり方を論点に挙げた。

■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00101.html

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